肌のターンオーバーについて理解することが何よりも大切

肌のターンオーバーは、美肌を保つために重要な機能で、ターンオーバーの正常化は、エイジングケアの基本といえます。加齢などによりターンオーバーが遅くなるため、ターンオーバーを促進すればよいと、間違った認識を持った方も多いのでは?
そこで今回は、肌のターンオーバーについてご紹介します。肌のターンオーバーについて、きちんと理解したうえで、正常化のための正しいケアを行いましょう。

ターンオーバーとは?

肌のターンオーバーとは、表皮部分の新陳代謝のことをいいます。
皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」から成り、さらに「表皮」は一番下から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角層」という順に並んで構成されています。ターンオーバーが起こる表皮では、一番下にある「基底層」で新しい細胞が生まれ、徐々に角層まで押し上げられていき、バリア機能を果たした後、最後は垢となってはがれ落ちるというサイクルを繰り返します。

この1サイクルがターンオーバーの期間です。ターンオーバーの速度は、からだの部位によって異なり、顔などは早く、手や足などは顔の倍程度の期間、唇では7日前後、頭皮では30日から45日程度だとされています。この違いは、皮膚の厚さや血行との関係が影響していると考えられています。

つまり、基本的にはからだのどのパーツも、皮膚の構造は同じですが、少しずつ特徴が異なることでターンオーバーに必要な日数が変わってくるのです。ターンオーバーが正常な状態であれば、ターンオーバーによって細胞は絶えず入れ替わっているため、たとえば表皮に傷がついてもかさぶたになってはがれ落ち、健やかな状態が取り戻せるようになります。
また、ターンオーバーが正常な肌では、同時にバリア機能も整っている場合が多く、肌に透明感があり、ハリツヤがあります。

ターンオーバーが乱れる原因は?

ターンオーバーは遅すぎても早すぎても肌トラブルのもととなるため、正常に保たれることが大切です。

しかし、からだの内部と外部のさまざまな原因によって乱れてしまいます。ターンオーバーが促進し過ぎると、肌の表面に未熟な細胞が押し上げられ、十分に角化が行われない不全角化になります。ターンオーバーが遅くなると、古くなった角質が剥がれ落ちずに肌の表面にたまり、角質が厚くなる角質肥厚になります。角質肥厚になると肌がカサカサしたり、さらに進むとゴワゴワ感がでてきます。

ターンオーバーが乱れる原因には、肌の老化、加齢、肌の乾燥や紫外線ダメージ、酸化や糖化、誤ったスキンケア、ストレス、便秘、睡眠不足、バランスの悪い食生活、女性ホルモンの減少やホルモンバランスの乱れ、からだの冷えや喫煙などがあります。

このことから、加齢は別としても、正常なターンオーバーを導くためには、日常の生活習慣のあり方とスキンケアが重要な要素であることがわかります。また、ターンオーバーが乱れる原因は、さまざまな肌悩みやエイジングサインをもたらす原因と同じなので、それぞれの年代でターンオーバーの改善や正常化を目指すことは、エイジングケアそのものといえるのです。

まとめ

ターンオーバーは、肌の内側の代謝活動なので、乱れを感じる場合には、まず栄養のもととなる食事や睡眠といった基本の生活習慣を見直し、からだの内側からアンチエイジングや健康を目指すことを意識しましょう。